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海の恩恵いっぱい!姫島の特産品

大分県東国東郡に属する姫島村は、県の北東の海に浮かぶ離島姫島にある唯一の村です。姫島は南北に約4キロ、東西に約7キロという小さな島に3つの山があり、山間部が中心集落となっています。小さいながらも古事記の国産み神話で八島の次に産み出された六島のうちのひとつであるという、由緒のある島。離島であるため主要産業は観光業や漁業となっており、特産品も海の恩恵を受けた産物が中心です。

ここではそんな姫島の特産品の中から、全国的にも大変有名な車えび、本来は捨てられる魚を地元の主婦たちが手間暇かけて特産物に仕立て上げたさかな味噌、1年に2日しか収穫できないという幻の姫島ひじきの3つについて、特にご紹介していきます。


プリプリとした甘みがたまらない!姫島の車えび

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離島であるがゆえ、漁業に力が入れられている姫島。カレイやタイなどの水揚げがありますが、姫島と言えば最も有名なのが車えびです。かつて塩田だった跡地を利用して養殖が行われていて、総面積は約38万平方メートル、15面の養殖池があります。品質において全国でも高い評価を得ており、活きが良くねっとりとした甘みとプリプリの歯ごたえがたまりません。

姫島でのいっぷう変わった車えびの食べ方に、しゃぶしゃぶというものがあります。尾をつまみ、身を湯にくぐらせるとふんわりと赤みを帯びてきて、ぽん酢などで食します。元々は旬を過ぎた時期でも目玉になるものはないか、ということで考えられた食べ方ですが、結果は大当たりで、今では大人気なのだとか。


縁起のいい魚から作られる合わせ味噌、さかな味噌

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姫島でのカレイ漁の際、一緒に網にかかってくるというかながしらは、「金頭」とも書く大変縁起の良い魚です。しかし小骨が多くて食べづらく、漁の際には捨てられることが多いため、それがもったいないのでなんとかできないかと考えた結果生まれたのが、さかな味噌です。身をほぐして小骨を1本1本丁寧に取り除き、味噌と混ぜ合わせてできあがる合わせ味噌で、ごはんのお供に最適。通信販売でも扱われる大人気商品となりました。

このさかな味噌は、姫島の主婦で結成されたかなんど工房というところで作られています。主婦としては、やはり捨てられる魚を見るのは忍びなかったのでしょうが、それが見事に大当たりにつながった商品と言えるでしょう。


1年でたったの2日しか獲れない!最高級姫島ひじき

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日本で一般的にひじきが獲られる時期は3~4月で、寒い時期に獲る「寒ひじき」と呼ばれるものでも大体1~2月の収穫となります。ところが姫島のひじき漁は12月、日本で1番早い収穫時期であり、まだ若芽の状態で刈り取られるのです。しかも収穫が許されるのはたったの2日間だけ。そして釜で炊いたのち天日で干すという昔ながらの製法が取られています。

このようにしてできあがった姫島ひじきは、まさに最高級ひじきです。非常にやわらかく、ただ水でもどしただけでもおいしく食べることができ、これまでのひじきに対するイメージが覆されると評判です。貴重でありながら土産物屋で購入することができるので、時期を見計らって手に入れるのがおすすめです。


姫島の特産品を味わうなら、やはり現地を訪れて!

海の恩恵によるところが大きい姫島の特産品。最近ではオンラインショップの普及によって、家にいながらにしてこれらの特産品を注文することも可能ですが、やはり現地で味わうものは一味違います。特に車えびは、島内の飲食店でさしみや天ぷらとして提供されるメニューが並んでいて、活きの良いところを存分に楽しむことができます。ご紹介した、車えびのしゃぶしゃぶが最たる例で、こればかりは姫島に赴かないと経験することができない貴重な食べ方です。

姫島は日本ジオパークにも登録されていたり、国産み伝説にまつわる七不思議が存在していたりと、観光の見どころも豊富。ぜひ実際に訪れて、現地での特産品巡りとともに楽しんでみてはいかがでしょうか。

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