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変化に富んだ「日本国の縮図」広島の特産品

世界遺産の厳島神社や原爆ドーム、広島城をはじめとする神社仏閣の数々、縮景園や瀬戸内の島々などの景勝地…。多くの見どころにあふれる広島は、国内のみならず海外からも多くの人が訪れる人気の観光地です。
瀬戸内海や中国山地の豊かな自然は、漁業や農業、観光など、この街のあらゆる産業を支え続けてきました。また、平野や盆地など地形も変化に富み、地域によって気候が異なるのも特徴的です。花が咲き乱れる春、しっかりと暑い夏、紅葉に彩られる秋、静謐な雪景色を楽しめる冬など、四季折々の美しい風景を楽しむことができる広島は、しばしば「日本国の縮図」と称されます。
そんな広島の特産品もまたバラエティーに富んでいます。豊富な食材や産物を堪能するのは、広島観光の最大の楽しみと言ってもいいでしょう。今回は中でも特に有名な「お好み焼き」「牡蠣」「しゃもじ」についてご紹介します。


広島県民のソウルフード!お好み焼き

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広島グルメと聞いてまず思いつくのがお好み焼きですよね。そもそも広島では、水で溶いた小麦粉に干しエビなどを入れて焼いたものがおやつとして食べられていました。戦後の食糧難の時代、そこにたっぷりの野菜や卵などを加え、食事として進化させていったのです。生地と具材は、混ぜずに重ねて蒸し焼きにするのが広島風。現在広島市には、約2000軒ものお好み焼き屋があると言われています。
広島市中心部の中区新天地にある「お好み村」は、20軒以上のお好み焼き屋が入居するお好み焼きのフードテーマパークです。戦後まもなくの時代、この界隈に林立していた屋台群がその始まりと言われており、今では人気の観光名所となっています。戦争や原爆など苦難に満ちた歴史の中で、広島の人々を支え続けたのがお好み焼きです。広島のお好み焼きは、名実ともにこの街のソウルフードであると言っていいでしょう。


日本一の生産量を誇る広島の牡蠣

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中国山地の清涼な水が流れ込む広島周辺の海域は、栄養豊富な絶好の漁場となっています。中でも牡蠣は広島を代表する特産品のひとつで、全国生産量の60%を占めるという日本一の数字を誇っています。
そんな名産の牡蠣を気軽に食べられるようにと、広島県が取り組んでいる事業が「ひろしまオイスターロード」です。広島駅周辺から福山駅までを結ぶ瀬戸内海沿岸に、多くのかき小屋が点在しています。水揚げされたばかりの牡蠣を安く美味しくいただけるとあって、観光客からも大変好評です。かき小屋では、牡蠣フライや牡蠣汁などの料理のほか、ざるやバケツ一杯の牡蠣を直接網で焼いて食べる焼き牡蠣を味わうことが出来ます。広島駅からも近く、牡蠣の味や品質も高いことから「草津かき小屋」は特に人気。かき小屋は毎年11月頃にオープンしますので、広島を訪れる際にはぜひチェックしてみましょう。


 

縁起物として人気 宮島のしゃもじ

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世界遺産である厳島神社をはじめとする数々の神社仏閣、周囲を囲む海と島の豊かな緑。名所にあふれる宮島ですが、特産品といえばしゃもじが有名です。宮島表参道商店街に展示されている大しゃもじは、その象徴のようなもの。樹齢270年のケヤキで作られ、長さ7m以上、重さは2.5トンにも及び、これは世界一の大きさだそうです。
宮島しゃもじの始まりは江戸時代まで遡ります。寛政の時代、宮島の光明院の修行僧であった誓信が、当時主な産業を持たなかった宮島に仕事と雇用を増やすべく、厳島弁財天の持つ琵琶と形が似ていることからしゃもじを宮島参拝の土産とすることを島民に薦めたそうです。以来、「飯を取る」が「(敵を)召し取る」に繋がることから縁起物として人気を集め、この島を代表する特産品となったのです。バリエーションも豊富で、しゃもじ型のストラップなども手軽なことから人気を集めています。


バリエーション豊かな広島の特産品を楽しもう

広島には、まだまだ多くの特産品があります。まずは瀬戸内海の豊富な魚介類を生かした料理の数々です。江戸時代から食べられているという「あなごめし」のほか、地域によってはサメ肉を用いた料理も堪能することができます。また、広島では酒造りも盛んに行われており、日本酒やワインは数々の名品が揃っています。伝統工芸品においては熊野筆も有名です。特に化粧筆はその品質の高さが世界から注目を集めており、女性への贈り物にも最適。スイーツでは、宮島名物のもみじ饅頭が全国的に知られているほか、瀬戸内海側の温暖な地域で取れる果物を利用したソフトクリームやケーキなども人気です。
「日本国の縮図」と呼ばれる広島は、特産品もまたバラエティ豊か。旅行で訪れた際には、観光スポットとともにその地域の特産品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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