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豊かな自然環境に恵まれた宮崎の個性豊かな特産品

九州南東部に位置する宮崎県は、太平洋に面し、三方を山に囲まれた自然の豊富な地域です。日照時間と降雨量の両方に恵まれ、南国情緒豊かな農業・牧畜大国ですが、意外にもその生産物については全国においてあまり知名度が高くありませんでした。変化が訪れたのは2007年頃のことで、時の東国原宮崎県知事によって全国規模でのPR活動がなされ、そこから宮崎の農畜産物は日本中にその名が知られていくようになったのです。中でも、国内屈指の高級牛肉で他県の名産牛の素牛(もとうし)になることでも名高い宮崎牛、丹精込めて飼育される宮崎地鶏、手間と時間をかけて栽培される魅惑のトロピカルフルーツ、完熟マンゴー「太陽のタマゴ」は、今では宮崎の大人気特産品として愛されています。
今回は宮崎の、この3つの名産品についてご紹介していきます。


 

日本屈指の最高級牛肉 宮崎牛

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国内でも屈指のブランド牛である宮崎牛は、「黒毛和種の和牛であること」「宮崎県内で生産肥育されたこと」「日本食肉格付協会の定める肉質等級4等級以上であること」の全てを満たしている牛肉に送られる呼称です。肉質等級とは、脂肪の混ざり具合・肉の色合い・肉の締まり・脂肪の色合いと質の4項目で決められます。宮崎牛という呼び方は商標登録されているため、宮崎県で生産されてもその他の基準を満たしていない場合は、単に宮崎産牛と呼ばれます。BSEの不安が広まった時期でも食肉処理施設において徹底的な衛生管理や一元集荷を行い、品質を落とすことなく今日に至っています。
その肉質は締まりが良く、均等な霜降りがあって食感は芳醇かつジューシー。国内外で最高の評価を得ているのも納得のいく味わいです。過去には全国和牛能力共進会という大会で、日本一の座を2度にわたって獲得しています。


 

炭火焼きがたまらない 宮崎地鶏

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農林水産省の定義によるところの地鶏とは、「明治時代より日本国内に定着している在来種」のこと。宮崎地鶏はその昔島津藩の地頭職に献上されていたため「地頭鶏(じとっこ)」と呼ばれるようになった品種をもとにして作られた鶏です。ブロイラーが60日ほどで出荷されるのに対して、宮崎地鶏は約150日の飼育期間が必要で、放し飼いされ餌も厳選したものとなるため、時間も手間もかかります。加えて厳しい条件に合格し厳選された農家のみが飼育を許可されるため、市場に出回る数は多くありません。
あっさりとした味わいの比内地鶏などに比較すると、宮崎地鶏はこってりとしていて肉質はコシがありながらも柔らか。宮崎県内ではモモ肉を大胆にブツ切りにして炭火で焼いたシンプルなものを食べられる店が多く、脂がのっているのに低カロリーでヘルシーなため人気があります。


 

官能の味 宮崎の完熟マンゴー

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今や大人気の宮崎完熟マンゴー、生産量では沖縄に次ぐ第2位となっていますが、独自の栽培方法で「輸入物の外国産マンゴーとは全くの別物」と言われています。
宮崎県で栽培されるマンゴーはアーウィン種、通称アップルマンゴーと呼ばれるものです。冬でも室温が15度以下に下がらないように三重に張り巡らされたビニールハウスの中で、日光が当たって赤い色が付くように位置をこまめに調整、収穫にはハサミを使わず、一玉一玉にネットをかぶせ、樹の上で完熟してから自然に落ちるのを待ちます。非常に手間暇がかかる分、繊維質の少ない果肉の濃厚な甘み、最高の香り、たっぷりの果汁がたまらない高級品となります。
その中でも糖度15度以上、重さ350g以上、皮の3分の2以上が赤色という厳しい基準を満たしたマンゴーだけに送られる称号が「太陽のタマゴ」。まさに最高級品としての価値があります。


 

県民性が活かされている!?宮崎県の特産品をご賞味ください

宮崎に住む人々は、南国の気候性にもよるのか「穏やかで寛大」「のんびしている」「地元を愛する人が多い」と言われます。これまで紹介した特産品の生産過程を見てみると、手をかけ時間をかけ、まるで自分の子供を育てるように生産物に接し、消費者に喜んでもらおうという心意気が感じられますが、それはこの県民性によるところが大きいのかもしれません。
宮崎県では他にも早場米である米の生産や、ビニールハウスによる野菜、果実の促成栽培が盛んに行われ、さつまいもや葉タバコなどの生産にも力が入れられています。牧畜でも鶏、豚、牛全てで高い生産力を持っていて、温暖な気候をよく活かした農畜産物は近年全国でも知られるところとなっています。
温和な風土と県民性の活かされたこれらの「作品」を、機会があればぜひご賞味してみてはいかがでしょうか。

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