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杜の都仙台の、歴史あふれる特産品

宮城県中央に位置する仙台市は、同県の県庁所在地であるだけではなく、東北地方における中心都市です。古くは戦国大名伊達政宗が治め、長い歴史を持った活気にあふれる大都市ながら、自然も豊かで「杜の都」とも呼ばれています。
そんな仙台を訪れたなら、やはり最初にご賞味いただきたいのは名物牛タンです。街には専門店が数十軒並び、その光景は観光客のみならず地元の人からも愛され、不動の人気を得ていることを物語っています。また土産物屋で見かける笹かまぼこは、一口食べるとかまぼこの常識がくつがえされる独特の味わいを持っていて、こちらも仙台土産の定番としての地位を得ています。そして、郷土菓子として親しまれ、和の風流を感じながら味わうずんだもちも格別です。仙台の歴史を感じながら味わってみてはいかがでしょうか。
ここでは、これら仙台の名物について詳しくご紹介していきます。


 

厚切りがおいしい!仙台の牛タン

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牛タンとは、牛の舌のこと。今や焼肉屋でもすっかりお馴染みのメニューとなった人気部位です。牛タン料理は戦後間もない時代の仙台で発祥し、全国に広がりました。本来は相当な厚さのある牛のタンは、薄切りにして供されるのが一般的ですが、仙台の専門店で食べられるものにはけっこうな厚切りのタンが多く見られます。相性の良い麦飯やテールスープと、きゅうりや白菜、キャベツなどの浅漬け、そして青唐辛子の味噌漬けなどがセットになった定食メニューが定番で、牛タン自体は塩やタレで調理されています。仙台駅3階にある牛たん通りには、大人気の専門店が4店舗入っていますので、仙台を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみると良いでしょう。
牛タンは高タンパク低脂肪で、さらにビタミンBやナイアシンといった栄養素が多く含まれ、最近では健康・美容食としても注目されています。


 

枝豆の色合いが上品な ずんだもち

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その昔仙台藩で、お盆の時期の郷土料理だったずんだもち。現在では仙台だけではなく山形や福島、岩手や秋田の一部、栃木の北西部などでも作られる家庭料理となっています。茹でて薄皮をむいた枝豆をつぶして砂糖を混ぜたものをずんだといい、もちにそれをまぶします。豆のパワーが感じられる清々しい黄緑色の見た目が特徴です。名前の由来には諸説ありますが、豆を打つという意味の「豆打(ずだ)」から来ているという説がもっとも有力です。近年ではこのずんだがさまざまなお菓子に応用されることも多く、クレープやアイスクリームにもトッピングとして使われます。
仙台でおいしいずんだもちを食べたいなら、明治8年開園という古い歴史を持つ西公園の中にある、源吾茶屋がおすすめ。100年以上の歴史を持つ老舗で、立地も店のたたずまいにも雰囲気があります。


 

普通のかまぼことは全然違う!笹かまぼこ

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仙台では、明治時代初期にヒラメの大漁が続いて在庫を持て余した漁師たちが、保存がきくようにそれらを笹の形のかまぼこにしたということがあり、これが現在仙台の名物となっている笹かまぼこの始まりと言われています。手のひらかまぼこ、木の葉かまぼこなどさまざまな名前がありましたが、仙台伊達藩の家紋が「竹に雀」であることにちなんで、昭和10年創業の老舗阿部蒲鉾が「笹かまぼこ」という呼称を使い始めました。それが定着して今日に至っています。
通常のかまぼことは、形だけでなく製法や味にもかなりの違いがあります。厳選された原材料のみが用いられ、柔らかいのに歯ごたえのある食感、上品であっさりしていながらも深みのある洗練された味わいなど独特のおいしさがあって、仙台の代表的な特産品として、また土産物として、地位を得ています。


 

焼きたて、できたての名物を食べるには、やはり現地で!

仙台の名物三品について、これまでご紹介してきました。どれも長い歴史を持ち、仙台の風土と歩みを反映してきたものです。
名物として不動の地位を得た牛タンには、牛タンスモークや牛タンかりんとうなど土産物として日持ちするように応用されたものも数多く存在しています。笹かまぼこはそのまま食べるだけではなく、揚げたものも商品化されており、ずんだもちに至っては、ずんだをもちにまぶしているものだけではなく、もちの中に包まれているものや、ロールケーキに応用されているものも土産物屋で見かけます。
土産としては、カスタードクリームの風味とふんわりとした食感がたまらない萩の月など定番のものもありますが、やはり現地で食べる名物には格別の味わいがあります。仙台を訪れた際には、ぜひここでしか食べられない名物の数々を心ゆくまでご賞味ください。

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