shutterstock_308318048

清流がはぐくむ肥沃な大地で多くの特産品が育つ八女市

福岡県八女市は県の南西部に位置する市で、夏にはホタルが舞う清流・矢部川を中心とした豊かな自然が広がる地域です。また市内にはその矢部川と支流の星野川がつくりだす扇状地が広がり豊かな水に恵まれた場所です。そのため川の氾濫などで運ばれた栄養分にとんだ肥沃な大地が広がっていて、米や小麦などの穀物類をはじめ、ナスやトマトなどの野菜、ミカンや桃などの果物、菊や洋ランといった園芸作物にいたるまでさまざまな農産品の栽培に適した土地です。

今回はそんな特産品が多い八女市から、全国的にも名前が知られるブランド茶の八女茶と、温暖な気候の中で育つみかん、栄養豊富な土地の恩恵を受けたトマトの3つの農産品についてご紹介します。


特有の気候によってつくられる旨みが魅力の八女茶

shutterstock_154442939

最初にご紹介するのは全国的にその名を知られるブランド茶の八女茶です。八女茶とは八女市を中心とした八女地方で栽培されているお茶の総称で、品種としてはやぶきた・さえみどり・おくみどり・かなやみどり・おくゆたかなどさまざまな種類を栽培しています。

この八女地方はいろいろな条件から旨みの多い高級茶葉の栽培に適した地域で、1つは先にもあげた土地の肥沃さがあります。2つ目には日中が温暖で朝晩に冷え込むという内陸性気候があり、美味しいお茶の栽培に適しているのです。さらに朝霧や川霧が発生しやすい環境で、その霧が太陽の光を適度にさえぎることによって茶葉のうまみ成分が増加するので、古くから天然の玉露として知られていました。


さまざまな工夫で豊富な種類が栽培されるみかん

shutterstock_334499636

八女市は朝晩の冷え込みはありますが、日中は温暖な気候でそのあたたかさから桃やブドウなどの果物がとれる街でもあります。中でもみかんは広範囲で栽培されていて、標高100mから300mという高低差とハウス栽培・露地栽培という二つの栽培法を利用して長期間にわたって収穫がおこなわれています。

また八女市で栽培されているみかんの種類はたいへん豊富で、9月の初旬から出荷されるさわやかな酸味が特徴のグリーンみかんや10月の下旬から出荷される濃厚な味が魅力の早生種が人気です。また年末年始によく出回る普通種のみかんも八女産のものは高い糖度が特徴で、その普通種を貯蔵し1月から3月に出荷する蔵出しみかんはさらに強い甘みを持っています。


肥沃な大地と農家のこだわりが育てるトマト

shutterstock_267812054

最後にご紹介するのは八女市の肥沃な大地が育てるトマトです。八女市はもともと腐葉土などが堆積してできた沖積平野からなっていて、土壌はたいへん栄養に富んでいるのですが、さらに土づくりにこだわって味だけでなく食感などの品質にも配慮した野菜の栽培がおこなわれています。

また八女市ではハウス栽培を上手に利用し、年間をとおして美味しいトマトが出荷されています。とくに近年人気の高い中玉トマトのフルイティカは夏秋栽培と冬春栽培の2作型をとっていて、1年中出荷がおこなわれています。こちらのトマトは名前の通り高ければ8度以上というフルーツのような甘みを持っていて、酸味が低いのでトマト嫌いの人でも食べやすいと人気を得ています。


自然と人がつくり上げる豊富な特産品

温暖な気候と栄養豊富な大地で作られる八女市の特産品について、八女茶・みかん・トマトの3種類をあげてご紹介しました。どの農産品も土地の利点を使い、さらに栽培者が努力をすることで味や食感などのクオリティを高く維持するという工夫がされていました。

八女市はこのほかに甘みが強いことで国内のみならず海外でも人気の博多あまおうや、牛肉・豚肉などの畜産品なども有名で1年中をとおして美味しいものが食べられる土地です。また電照菊やガーベラなどの草花の栽培も盛んで、さらに手漉き和紙や提灯などの手工芸も多く残っている地域でもあり、さまざまな魅力を持っています。福岡県に行かれた際にはそんな魅力の多い八女市も訪れてみてください。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP