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名古屋名物「名古屋めし」!そのルーツとは

名古屋観光で何よりも楽しみなのは「名古屋めし」と呼ばれる名物料理の数々ではないでしょうか。特に名古屋グルメといえば味噌を欠かすことはできません。
気温も湿度も高い土地柄ゆえ、保存性を高めるために塩分濃度を高めて生産された八丁味噌は、旨味が強いのが特徴です。戦国時代から保存食として愛されこの地方の味として定着していったという背景に加え、名古屋は東京と大阪のちょうど中間に位置し、東西の食文化を柔軟に取り入れることができました。味噌は様々な料理と相性がよく、名古屋独特の料理が次々に生まれたのでした。
もちろん名古屋には、味噌味以外にも様々な名物料理があります。異なる文化を独自のものに進化させるという名古屋の気風が、現在の名古屋めしのバリエーションを生んだと言えるでしょう。
今回はその中でも代表的な「ひつまぶし」「味噌カツ」「手羽先」についてご紹介します。


 

3段階の味を楽しめる 名古屋のひつまぶし

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名古屋は、近郊に三河湾や浜名湖といった日本を代表する鰻の産地をひかえており、市内には数多くの鰻屋があります。そして名古屋の鰻と言えば「ひつまぶし」が有名です。
ひつまぶしは、切り分けた鰻の蒲焼きをお櫃にいれたご飯に乗せ、それをお茶碗に取り分けて食べる名古屋の名物料理。一杯目はそのままいただき、二杯目はわさびやネギ、刻み海苔などの薬味を加え、三杯目はお茶漬けにするのが一般的な食べ方です。
ひつまぶしの発祥は諸説ありますが、名古屋市熱田区に本店を構える「あつた蓬莱軒」は「ひつまぶし」という名称を登録商標している明治6年創業の老舗です。創業当時は普通の蒲焼きを提供していたものの、出前の際に陶器の器を割ってしまうことが多かったため、大きなお櫃に鰻を混ぜたご飯を入れて提供したことがその始まりとされています。


 

お好みの味を探してみよう 味噌カツ

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名古屋といえば味噌、その象徴ともいえる名古屋めしの代表メニューが味噌カツです。
この料理の元祖と言われているのが、昭和22年創業の老舗「矢場とん」です。屋台で飲んでいた客が、味噌味の「どて煮」につまみの串カツを浸して食べていた現場を「矢場とん」初代当主が目撃したことが商品開発のヒントになったそうで、矢場とんで提供される味噌カツには今でもその名残が残っています。現在名古屋で提供される味噌カツのタレは、ねっとりとしていて濃厚なものが主流ですが、矢場とんでは「鍋に浸して食べた」というルーツを守り続けており、ゆるめでサラッとしているのが特徴的なのです。
タレの固さ以外にも、別皿に入った味噌に豚カツをつけて食べるスタイルの味噌カツや味噌カツ丼など、一口に味噌カツといってもタイプは様々です。食べ比べて自分好みの味を探してみるのも楽しいかも知れません。


 

今や世界中で大ヒット!手羽先唐揚

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素揚げした鶏の手羽先に甘辛いタレをつけて食べる手羽先唐揚。名古屋名物として名高く、もはや日本全国の居酒屋の人気メニューにもなったこの料理の発祥店は、国内外に数多くの支店を構える「風来坊」です。かつては鶏の半身をまるごと揚げてタレをつけた「ターザン焼き」を提供していましたが、当時スープの材料としてしか使用されていなかった手羽先を応用することを考案し、メニューとして完成させたものが大ヒットとなったのでした。風来坊では手羽先唐揚のほか、手羽先唐揚を生むきっかけとなったターザン焼や手羽ギョーザなど様々なメニューを味わうことが出来ます。
外側がパリっと内側はジューシーで、甘辛い中にもコショウやごまのスパイシーさが加わった手羽先唐揚はお酒のお供にもぴったり。お店で味わうのはもちろん、テイクアウト専門店も数多くありますのでお土産としても人気があります。


 

数えきれない!名古屋の名物料理

今回ご紹介した3つのほかにも、名古屋には様々な名物料理があります。
味噌を使った料理といえば、味噌カツが生まれるきっかけにもなったどて煮や、赤味噌の出汁が味わい深い味噌煮込みうどん、甘めの味付けが美味しい味噌おでんなどが有名です。また、甘い味が好まれるのか、トーストに小倉あんを乗せた小倉トーストは名古屋の喫茶店の定番メニューとなっています。麺類の名物といえばなんといってもきしめんで、東海地方で生産されるたまり醤油をきかせた出汁でいただきます。ナポリタンは熱々の鉄板に乗っているのが一般的ですし、パスタにピリ辛のソースがかかったあんかけスパも人気の一品。ピリ辛のひき肉とニラが乗った台湾ラーメンも名古屋発祥のメニューです。
これらの料理の数々は、名古屋の柔軟性と豊かな食文化を示すものです。名古屋を訪れた際はぜひお好みの名物を味わってみてくださいね。

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