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もったいない精神が生み出した?大阪の粉もん文化とは

大阪のグルメはいろいろありますが、お好み焼きやたこ焼き、いか焼きなどの粉ものをイメージする人も多いのではないでしょうか。大阪の「粉もん文化」は有名で、噂では大阪人は1日1度は粉もんを食べるとか、一般家庭の8割以上がたこ焼き器を持っているとかいわれています。
なぜ粉もんが定着したのかには諸説ありますが、大阪は商人の街で忙しい仕事の合間にさっと食べられて腹持ちの良い粉もんが好まれたという説や、戦後のコメ不足で代替として小麦粉料理が発展したという説などがあります。
そんな、大阪人が大好きな粉ものの名物グルメの中から、今回は「たこ焼き」「お好み焼き」「いか焼き」の3つをご紹介します。どれも大阪を代表するソウルフード。街には専門店がずらりと並び、名店には常に行列が絶えないという盛況ぶり。その魅力は一体どこにあるのでしょうか。


熱々を頬張るのが流儀、大阪のたこ焼き

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大阪といえばたこ焼きといわれるほどの有名グルメ。大阪人は家庭でも手作りしていて、週に1回以上は食べるという人がいるほどたこ焼きが大好き。作り方もその家庭によって様々ですが、一般的には、小麦粉、だし汁、卵で作った生地をたこ焼き機に一気に流し入れ、ひとつひとつの穴にタコなどの具材を入れていきます。焼けてきたら生地をくるりと返して、球体に仕上げていきます。皿に盛ったらソース、かつお節、青のりなどをお好みでトッピングします。熱々のたこ焼きを頬張れば、外はカリッとしていて中はトロリとした食感が楽しめます。
元々は諸説ありますが、「ラヂオ焼き」という小麦粉のベースに細かく切ったこんにゃくや天かす、ネギ、紅ショウガを入れたものが発祥。さらに、卵の黄身に小麦粉と刻んだタコを入れ、ダシ汁で食べる「明石焼」の影響でタコを入れるようになったという説もあります。


大阪のお好み焼きはもちろん関西風

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お好み焼きにはそばの入る広島風と、具を混ぜ合わせて焼く関西風がありますが、大阪でお好み焼きといえば関西風です。
関西風のお好み焼きは、小麦粉、だし汁、卵を混ぜ合わせた生地に、千切りキャベツ、天かす、桜エビなどの具を混ぜます。温めた鉄板で豚肉を焼いて、その上に具を混ぜた生地をのせ両面をこんがり焼きます。お皿に乗せたらソース、マヨネーズ、かつお節、青のりなどをお好みでトッピングしたら出来上がりです。
こんがりと焼けた香ばしいお好み焼きを一口食べれば、だし汁の効いた生地にぴったりの具材、そこにソースが絡んだ絶妙な味が口いっぱいに広がります。
ちなみに、お好み焼きのルーツは諸説ありますが「にくてん」という小麦粉ベースにキャベツとスジ肉、天かすが入っており、主に東京や兵庫で食べられていた物を、大阪では卵を入れてアレンジしたのが始まりといわれています。


歯ごたえが楽しい大阪のいか焼き

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いか焼きというと、イカの姿焼きを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、大阪でいか焼きとは粉もんの一つなのです。
姿はお好み焼きに似ているこのいか焼き。名前の通りイカの入った粉もんで、いか焼き機という上下に鉄板が付いていて、生地をプレスするという専用の機械で焼きます。正式ないか焼きは、強力粉を使ってしっかり粘りを出した歯ごたえたっぷりなものです。作り方は小麦粉、だし汁を水で溶いて、よく粘り気が出るまで混ぜてイカの切り身を入れます。冷蔵庫で1時間以上寝かせてからいか焼き機でプレスして焼き上げます。
焼き時間が30秒ほどと短いので、和風ファストフードとして大阪人に好まれています。出来たいか焼きはクレープの様になります。これを街歩きのお供にするのが大阪の定番。最近では、卵が入ったり、薄力粉で作ったりした柔らかめのいか焼きもあり人気です。


大阪の粉ものグルメを楽しみましょう

いかがでしたか。どれも見ため、香り、味ともに食欲をそそるものばかりです。
大阪には他にも昔からある粉ものとして、「キャベツ焼き」というものがあり、小麦粉にネギやキャベツを入れて最後に半円型に畳んだものがあります。戦前から「一銭洋食」といわれおやつとして食べられてきました。今でも200円以下の値段で売られていることが多く、キャベツ焼き片手に街を散策するのが大阪人の楽しみなのだそう。「ちょぼ焼き」とも呼ばれるこのソウルフードは、たこ焼きやお好み焼きのルーツともいわれています。
大阪の粉もんはご紹介した以外にも、焼きそば、うどん、肉まんなど様々です。食い倒れの街大阪は粉もんの名店揃いなので、大阪のグルメ旅には粉ものグルメに注目してみるのもおもしろいかもしれません。街中に広がる香ばしい匂いに誘われながら、大阪の粉もんを楽しんでみてください。

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